1 ：壱軸冠蝶φ ★：2008/02/25(月) 09:49:16 ID:???
ソース：自由電子報（依頼スレ630さんの依頼で記者が繁体記事を翻訳）
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/feb/24/today-o5.htm 台湾における日本の統治時代を探求すれば、教育・文化・観念を同じものとして認めた上でどのようにして日本化していったか、といった実りの多い研究成果は既に存在していた。
これらを比較し、どのように戦後台湾へ殖民してきた中国政権が台湾の日本化を中国化にしようとしたかの研究も増えてきた。
日本の愛知大学教授 黄英哲が昨年末出版した新刊<<「日本化除去」 「再中国化」：戦後台湾の文化再建(1945-1947)>>では、国民党が台湾の行政長官として派遣した陳儀がどのようにして「台湾の再中国化」を行ったかについて書かれている。
日本の陸軍士官学校卒業という学歴と、豊かな日本の経験をもつ陳儀は国民党政府の中でも”知日派”として知られていた。1935年の「始政開始40周年記念台湾博覧会」に福建省主席として見学にきていた陳儀は「台湾の同胞と日本の統治下で生活することが出来るのは本当に、とても幸運です。」と語っていた。
帰国後は更に<<台湾の実地調査報告>>を書き、日本の統治下にあった台湾を記録した。
こういった背景から、陳儀は戦後台湾の最高指導者としては２人といない候補者であるとして任されたのである。
既に日本語の普及率が70%に達していた台湾の現状に直面した陳儀政権にとって、いかにして再び中国の文化を注入し、それによって台湾人から”日本の毒素”を取り除くかが大きな課題となった。
まず国語を推進するために、魏建功を国語推進委員会主任委員とし台湾で国語を全面的に推進することに決定。一年のうちに台湾を粗暴に接収し全面的な日本語の使用を禁止し台湾が知識を受け取る道を断絶したのである。
同時に長官行政公署に宣伝委員会も設立し、これを通し宣伝メディアの取り締まりを望み残っている日本文化の毒素がないか点検した。
文化、教育方面では、台湾省編訳（翻訳編集）館を設立し館長として許寿裳を招いた。
しかし許寿裳は日本時代の学術成果の全面的な除去には否定的で、むしろCC派によるファシズム文化に近い政策を反対していた。
そのため、228事件後の陳儀政権崩壊に伴い台湾省編訳館は廃止。許寿裳は暗殺された。
凶悪な派閥の下で戦ってきた二人とも犠牲になったのである。228事件後は文化人は死ぬか逃げ出すかして、台湾人の文化領域は完全に塞がれたのである。
（>>2以降に続きます）
2 ：壱軸冠蝶φ ★：2008/02/25(月) 09:49:44 ID:???
（>>1の続き）
国民党政府の下、日本化に同調することは”奴隷化”とされた。だが、一個の文化としては知識レベルで中国よりずっと台湾の文化のほうが高かったため、台湾”再中国化”における過程で、多くの抵抗・・・とりわけ国語の推進と日本語の廃棄の強制が台湾人の恨みを重ね、挫折の累積は途切れることなく、その結果228事件の中でそれは全面的に爆発したのである。
228事件後国民党は武力で徹底的に台湾の知識・文化を破壊し”再中国化”の全ての障害を一掃したのは既に後の話である。
国民党の大統領候補者 馬英九は当選したら「台湾郵政」を「中華郵政」にへと戻すと言う。
去年、馬英九は中国化教育を守り力を入れている余光中（台湾在住の中国の詩人）を訪問した際に、もし台湾が民進党に文化の見直しを続けるさせるようなら「私は髪を束ねず衣服を左前に着る！」と嘆き悲しんだ。
今年のテストなどで見ると、国文の試験問題は文語文に比例して下がっており社会試験問題では、中華民国の歴史は出ていない。近日教育部は漢字、中国語を更に正確なものに変えるとしており、余光中や救国文連盟などの中国化社会団体は大いに不平をいい地団太を踏んでいる。
さまざまな兆候は、台湾がようやく作り上げてきた台湾主体の教育、文化の論述が馬英九の当選後に大規模な「再中国化」調整へ転業する可能性があることを示している。
これだけは言っておきたい。台湾に「再中国化」はまだ必要なのだろうか？
（以上）
