米マイクロソフトがクリスマスシーズンの子供向けに、自動応答形式で行っていたサンタクロースとのチャット・サービスをめぐり、「特定のメッセージを送ると、わいせつな内容の応答が返ってくる」との指摘が寄せられ、同社は5日までに、このサービスを停止した。指摘の信用性を疑問視する声も上がっているが、いずれにせよチャットが終了してしまったことで、がっかりした子供たちも多そうだ。
このサービスは、同社が無償提供しているソフトを用いて指定先にアクセスすると、サンタとのチャットが楽しめるというもの。同社が開発した自動プログラムがサンタ役となって、世界中から寄せられるメッセージに応答していた。
ところが、英国にあるコンピューター関連雑誌の記者の親類の子供がこのサービスでチャットを行っていたところ、サンタが突然怒り出し、わいせつな言葉を含んだメッセージを返してきたという。その後、記者が再現を試みると、次のようなやりとりが確認された。
記者「ピザをどうぞ」
サンタ「ところでほかにほしいものは?」
記者「食べろ」
サンタ「いらない。食べない」
記者「食べろ」
サンタ「何を食べさせたいんだ? オーラルセックスについて話すのは楽しいが、ほかのことを話そう」
記者はこうしたやりとりを再現して発表するとともに、マイクロソフト社に説明を求めたところ、しばらくして同社はサービスを中止した。同社は「改善措置をとったが、十分に満足できる結果が得られなかったため、サービスを停止する」と回答したという。
ただし、すでにサービスが停止され、やりとりの再現は不可能になっており、不適切な会話が本当に行われたのかどうか、疑問視する声もネット上にはあがっている。
陵辱サンタ / Windowsソース(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071206/amr0712061905011-n1.htm